大奥 第6巻 (ジェッツコミックス)
よしなが ふみ
白泉社 刊
発売日 2010-08-28
女の業を背負った綱吉の悲し過ぎる最期 2010-09-01
家光編に次いで長かった綱吉編が終了します。
魔性の女・綱吉の真実の恋は成就しても儚く、
重い打掛を脱ぎ去っても受け止める腕は既に無く、
失意の彼女の死の床を訪れるのは、彼女を愛した人か憎んだ人か...
その死には様々な説があるでしょうが、これを採用した作者はやはり凄い。
「生きるという事は...女と男という事は!」で始まる名台詞を右衛門佐が口にするのですが、
「男と女」ではなく、女が先にくるところがよしなが大奥ですね。
そして話は家宣編に移るのですが、家宣...1巻と別人みたい。
その性格を描いたことで、表情が柔らかに見えるのだろうか?
いや、やっぱり絵柄的に別人に見える...
1巻で吉宗にクビにされた間部詮房も家宣の側近として登場します。
事あるごとに涙ばかりか涎も鼻水も垂らして泣きじゃくる彼女が可愛く思えてくる。
勝田左京という美丈夫も新たに出てきて、面白くなりそうな予感。
次は江島生島事件。男のまんま出てきた赤穂浪士みたいな前例もあるので気が抜けない!
大奥 第6巻 (ジェッツコミックス) |よしなが ふみ
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